斎藤の小噺

漫画描きの日記

夜半③3

差別は本当に下らない。

なぜなら人間には上も下もなく、

全員もれなくクズだからだ。

 

全員平等にクソなのでそれを差別して罵りあっても仕方がない。僕には白人も黒人も黄色人種もアーリアだろうとなんだろうと皆クソに見える。

 

なにより「人種」とか「生まれた場所」だのの一番大きく大雑把でその個人を無視するような他人の見方が大嫌いだ。

人種や肌の色で何がわかるのか?

せいぜい出来る事、得意な事が違う程度だろう。だがそんなものは個人の尊厳に関わるようなものでは絶対にない。

走るのが得意かどうかだけでものを判断しているその視界ははたして広いと言えるだろうか?

身長が高いかどうかだけでものを判断するその物差しにはたして多様性があるのだろうか?

 

人殺しの子供が人を殺すとは限らない。