斎藤の小噺

漫画描きの日記

朝.14

自分は今、縋るものが片手で数える必要が無いくらい少ないので、せめてお金くらいは持っておかないといけない

(朝日を見るために立ち尽くしていた敷地のアパートから男女が出てくる、男はパキッとしたスーツ、髪。女はボサボサで眠そう、半袖半ズボンに男物のサンダル。きっといつもこの時間なのだろう。暫くして振り向くと、女はひとしきり猫を撫でて、部屋へ消えていった。)

(辛いことがあっても大丈夫なのだろう、支え合えるなら「それでも」と言えるんだと思う。)

誰かと一緒なら辛くてもきっと生きていけるだろうが、独りの人間はどうやって辛いことを克服するんだ

どうやって生きればいいんだ

独りじゃ生きていけない

(2021.6.10.   日の出を見ながら)

 

朝日に黄昏るとは...

太陽って結構目に見えて昇ってるんだな。