朝.16
未来に望みを持つなかれ
金があれば解決するも
無い物ねだりは時間の浪費
凝り固まった布団で寝て過ごしても
机の上で筆を握っても
世界は変わらず
己を変えられず
過去を省みる
未来もまた同じように流れる
昼間.47
木之本さくらが言っているようなことを、血反吐吐きながら、絶望的な状況で、それでも言っていたらかっこいいと思うんだ。
趣味で漫画を描くコツですが、「ここ担当さんになんか言われるな...まぁいいや」を常に思うことです。趣味なので。
昼間.46
僕も美しいものを作りたい。
(血と煙と)残酷なものと、愛と、人間嫌いと、自己嫌悪と、辛い世界と、嫌いなもの、辛いもの、気持ち悪いもの、息苦しさ、絶望。その渦中にあって、未だ、幸福へ手を伸ばさずにはいられない人々を。辛い人には幸せになって欲しい。でもその辛い人もきっと誰かを不幸せにしている事を。
絶望の中にあって諦めてしまえばよいものを、諦めれば、その深みに足を踏み入れ二度とは戻ってこれない、それこそが最も安寧に近い人間の生き方と知っていてなお。諦めるわけにはいかない人をこそ、描くべきだと思う。
夜半.60
「決断の価値」というのは僕が物語を見る上でかなり重要視する所だし、現実において数や規模の差はあれど見て見ぬのが罷り通るものでもないので、十二分に描くに値するものだ。動機に因っては感動し得る素晴らしいテーマだと思う。
ただし、描くならその代償もしっかりと描かなければならないとも思う。決断には一体何が伴うのか、という。