斎藤の小噺

漫画描きの日記

夜半⑥3

今日、編集部で副編集長さんに近々展覧会のある漫画の生の原稿を見せて頂いた。

 

その漫画は正直読んだことなかったが、つけペンで描かれた線の綺麗さとそこから伝わる手の速さ、キャラの表情、シルエット、構図、背景の線、トーン、修正跡。

本物のプロと自分との雲泥かそれ以上の差をまざまざと見る、実感することが出来ました。

本当に貴重な体験をさせて頂けて本当に嬉しかったです。ありがとうございます。

 

思えばここ最近、自分は貰ってばかりでその成果をお返し出来ていません。

例えばパソコン、はじめてのお酒の席、今回の生原稿を見れたこと...

色んな方々に頂いて貰ってばかりです。

絶対に返さなければならないと思います。

"恩"と言って違いないものだと思います。

 

この人生は、この世界は、思っていたよりも腐っていない、もっと期待したっていいものなのかもしれません。

 

「10貰ったのなら11で返す」

それを実践していきたいのです。

それまでは死ねない。