斎藤の小噺

漫画描きの日記

夜半④3

10年ぐらいの付き合いの友達を切った。

なぜなら(まぁそもそも人間嫌いだが)その2人が嫌いだったから。

きつかった。2人が家に来てもその2人で話していて2人のが楽しそうだったし、そういう空気が出来ていた。

小学生の頃は薄々、中学で確信に、高校に入ってからは特に顕著で2人+1人の構図が出来ていた。

なにより世界観が全くズレてしまっていた。

あの2人は真人間だ。本当にいい人達だと思う。自分がダメなのだ。あの2人といると罪悪感に耐えられない。こんなにダメな自分を、自分勝手な僕の行動にそれでも「信じてる」などと言ってくれるのだ。たとえそれが嘘だとしても辛くて堪らない。未練は無い。思い出す記憶全て辛いのもそういう構造の自分が悪い。

僕みたいな人間は本当にクソ人間で、あの2人といちゃいけない。これも言い訳かもしれない。

自分みたいな人間は耐えられなかった。

孤独でいる方があっている。

本当に今までありがとう。

今まで本当にごめんなさい。

さようなら。