斎藤の小噺

漫画描きの日記

夜半③1

打ち合わせ備忘録

 

他人の言葉を鵜呑みにしすぎた
自分に合うものならまだいいけど
なんでもかんでも影響を受けすぎて
自分ならどうするかが抜けていた

 

これは今日思った事です。

アシスタント先で漫画について話したりしているうちに自分がしたい事とそれに必要な吸収が全く乖離してしまっていました。

そして僕は最も大事な事、

「自分のスタイルを確立する」ことを

怠けていました。

人のものを参考にしすぎて、参考にしたそれを自分のフィルターを通して描くことをしていませんでした。

 

今日「斎藤くんにはこういうのが合うんじゃないか」というのを担当編集さんに提案されて

すごくピンとくるものでした。

アシスタント先の先生の考え方とは、

根本は同じでも出力が正反対。

「あるひとつに固執しているキャラが明るくある必要は無い」というものです。

どうやら僕は普通の人を描くのは向いていないらしいです。

 

・キャラクターに合わせた構成

・キャラクターの作り方(発想の仕方)

・掛け合いによるギャグ

化物語

・キャラクターに悪意でもって向かう(虐める)

ラノベっぽい漫画

・H×H、呪術

 

極端に傾いたキャラの「傾いた理由」は

共感出来るものでなければならない。

これが共感できない、理解できないものになると敵になる。

他の作家が「ここまでで」とブレーキしているところを更に尖らせる(キャラの傾き具合、価値観)。

 

キャラの置かれる状況はマジで辛くなくちゃいけない。辛ければ辛いほどいい(個人の感想)。

 

「好き」を大きく尖らせるキャラではなく

「嫌い」や「嫌だ」を大きく尖らせるキャラ。

負の感情を前に出すやりかた。

 

正直まだまとまっていない。

今度また近いうちに打ち合わせがあるので

化物語の感想も交えつつ

この辺の自分の認識を固めていきたい。

担当編集さんの言っている事がすごく自分にとってハッとするものだったので、120%理解したい。

その上で、じゃあ「自分ならどうするか」を

追求していきたい。